酵素ドリンクは意味がないわけではないけど、結局意味ない!みたいな話
こんにちは、なすびです。
今日は酵素についてです。(^-^)
テーマ
酵素ドリンクは意味あるのか?
この間テレビを見たときに酵素ドリンクの広告を目にしたのですが、そこで思ったのが「酵素ドリンクって意味あるのかな〜?」ということ。「酵素は歳を取ると減っていくから、老化予防のためにもマメに取る必要がある!」といった話はよく聞きますし、酵素が身体にとって大切なのもまた事実かと思います。
ただ果たして酵素をドリンクで取る必要はあるのかはよくわからないですし、そもそも僕が酵素についてはよくわかってないで、その辺について書いていこうと思います。なんだかまた健康食品アンチな内容ですが、ご了承下さいませ~。(´ー`)
そもそも酵素って何?
まずは酵素って何?っていうところからですね。酵素って栄養素をカラダが使える形、すなわちエネルギー的なものに変える役割をしてくれております。(p)
例えば
- 炭水化物をブドウ糖にする、アミラーゼ
- タンパク質を分解するプロテアーゼ
- 脂肪を分解するリパーゼ
といった感じで、それぞれの食材を調理して料理にして食べやすくしてくれる、料理人みたいなポジションですね。
んでもって、そんな酵素の働きが弱くなると、栄養がうまく補充されなくなってしまうので、老化の原因になったりするわけです。こう考えると酵素って身体にとって重要なんだなということがわかりますな〜。
酵素ドリンクの酵素は死んでいる?
さて身体にとって大切な酵素ですが、「酵素ドリンクは意味あるのか?」という点について。調べてみると酵素ドリンクは意味がない!みたいな内容が多いのですが、その内容についてざっくりと見ていきましょう。
酵素はタンパク質から作られているのですが、食事から摂取すると胃で消化されて、一回アミノ酸になるんですね。そのアミノ酸は再び酵素に戻るかもしれませんが、筋肉の修復といった別の目的で使われてしまう可能性が大。
ペットボトルもプラスチックゴミで回収しても、次はワイシャツになるかもしれないし、イスになるかもしれないし、もしかしたらまたペットボトルなるかもみたいなイメージですね。
要は酵素を摂取しても、体内で再び酵素として使われるかはわからないわけです。
体内で酵素が活発に働く温度は30℃〜40℃と言われておりまして、逆に60℃くらいで活動が停止して、死んでしまうとのこと。日本では食品衛生法で65℃以上で加熱殺菌しないと飲料として販売できない決まりので、酵素はその時点で死んでしまうみたいです。
つまり店頭で売られている時点で、ほとんどの酵素が死んでしまっている可能性があるわけですな。うーん、これまた難儀ですね、、、。
まあ前から体内のメカニズム的に否定されていたり、「そもそも酵素入ってないぞ!」的なことで否定されているんですな〜。
意味がないわけではないけど、結局意味ない
個人的には「酵素ドリンクは意味ないわけでもないけど、結局意味ないみたいな」と思っています。どういうことかと言いますと、
という点では意味があるのかなと思っています。
ただ、もし酵素Aが欲しくて酵素ドリンクを飲んだとしても、胃でアミノ酸に分解されて酵素Bになっちゃうかもですし、何なら筋肉の修復といった別のことに使われちゃうかもしれないので、そういった点では意味ないな〜っと思ってします。運要素が強すぎるって感じですな。
正直、酵素を摂取してもそのまま使われないのなら、酵素のもとであるタンパク質を摂取した方がいいのかと。酵素ドリンクって4000円以上の物が多いので、お肉とかプロテインでタンパク質をとった方が安上がりな気がしますね。
ちなみにビオフェルミンみたいな胃腸薬にも消化酵素は入っているんですけど、こういった薬には胃酸の分泌を抑えるような成分も一緒にはいっているわけなんです。つまり胃で消化されない処理がしてあるので、酵素がそのままの状態で腸に到達するわけですね。
ただ無添加を売りにしている酵素ドリンクに、そのような処理がされているとは考えにくいので、結局酵素のくじ引きになるかと思います。個人的にも「酵素ドリンクは必要ないかな〜」と思いますし、飲むとしてもプロテインでいいや、、、。(¬_¬)