睡眠不足でメンタルが病むのは、嫌な記憶を思い出しやすいからかも
こんにちは、なすびです。
今日は睡眠不足でメンタルがやられるメカニズムについて書いていきます!
テーマ
睡眠不足だと嫌な記憶を思い出すくなるぞ!
- 睡眠不足でメンタルが病みやすい
- 【復習】反すう思考がメンタルヘルスを損ねる原因だ
- 睡眠不足で反すう思考が起きやすくなる
睡眠不足でメンタルが病みやすい
当ブログでも睡眠不足でメンタルが病みやすくなるのはお馴染の現象かと。ドイツの研究でもうつ病リスクが2倍になることがわかっておりますので、睡眠には気を使っていきたいところであります。(p)
さて、なんで睡眠不足でメンタルが病みやすくなるのかといいますと、
- 体内の炎症レベルが上がる
- 心配や反すう思考をしやすくなる(p)
- 環境的に睡眠時間が取れない(ストレス要素)
などが考えられるかなと。
環境的に睡眠時間が取れないというのは、「仕事が忙しすぎる!」とか、「子供がなかなか寝てくれない」とかそんな感じになります。
環境的に睡眠時間が取れない場合は、ちょっと対策の幅が広すぎますし、炎症に関しては前回書いているので、今日は2つ目のトピックについて扱っていこうかと思います。
【復習】反すう思考がメンタルヘルスを損ねる原因だ
「メンタルヘルスの敵!」でお馴染みの反すう思考について改めて復習から入っていきましょう。
反すう思考とは簡単に言えば、嫌な記憶を掘り起こして何回も考えること。例えば「あの時こうしていればこんなことには、、、」といった後悔だったり、「また失敗するかもしれない、、、」といった、何か自分にとって心のキズになっているような出来事を何回もリピートしてしまうことを言います。皆さんも反すう思考を経験したことがあるのではないでしょうか?
んでもって、世の中には様々なメンタルに関する病気があるのですが、全ての病気共通しているのがこの反すう思考なんだと。(p)
なのでとりあえずメンタルヘルスを保つために、反すう思考はなんとかしたいところではありますが、ここからは「特に反すう思考をしやすい人はどんな人なのか」を深掘りしていきたいと思います。
この内容についてはベルリン自由大学が論文を出しておりまして、6698人を対象に行われたメタ分析になっております。データの信頼度そこそこ高めですな。
この研究でわかった反すう思考しやすい人の特徴は何だったのかと言いますと
不要な記憶を脳から処理する機能が弱い傾向があった(効果量:-0.20)
とのこと。(p)
つまり反すう思考をしやすい人は嫌なことを忘れる能力が低いということみたい。
この忘れる能力というのは、
- 物事をポジティブに捉え直す力
- 趣味とかで気を紛せるのが上手い
といった能力になりますが、反すう思考をしやすい人はその辺のコントロールがあまり上手ではないということみたいですね。
この結果で言えば、僕も忘れる能力が割と低めな気がします、、、。(TT)
睡眠不足で反すう思考が起きやすくなる
さて、反すう思考をしやすい人はネガティブな出来事の処理能力が低いということでした。これは単純にその人の性格(何事も前向きに捉えることができる)などが大きな要因と思われますが、睡眠不足も大きな要因なのかなと。
実は睡眠はネガティブなことを含めた記憶を処理するのに欠かせないのが時間なわけです。人間は寝ている間記憶の整理を行ない、必要な記憶と不要な記憶を整理しているんですね。
しかしながらこの睡眠時間が短かったり、質が悪かったりするとその整理が中途半端になり、ネガティブな記憶が残りやすいということなんですな。なので嫌なことを忘れたければ早く寝るべきですし、「嫌なことは寝て忘れよう」というのも科学的に見て正しいわけです。
そんなわけで反すう思考を減らすためにも、睡眠の質を上げていくことは大切なのかなと思います。「そんなこと言われてもよく寝られん」という方がいらっしゃると思うので、睡眠の改善方法に関してはこの辺を参考にしてもらえればと思います。
最近嫌なことばかり考える人は、ぜひ睡眠の改善から始めてみてください!
僕も最近PS4買って寝るのが遅くなりがちですが、反すう思考を減らすために12時までには寝るようにしまーす。
ではでは( ´ ▽ ` )
まとめ
- メンタル不調の原因は反すう思考
- 睡眠不足で反すう思考が起きやすくなるよ