睡眠不足で小さな幸せに気付きにくくなるんだ!というお話
こんにちは、コロナの影響が心配すぎます。なすびです。(*¯ㅿ¯*;)
「メンタルヘルスのために睡眠は大事だ!」という話は過去に何度かいておりますが、いかんせん睡眠不足とメンタルとの関係はかなり強かったりするわけです。
睡眠不足でメンタルが悪化する理由はいくつかありまして
なんてことが、色んな研究で言われていたりします。
今回も睡眠が大事だよという話にはなりますが、「睡眠不足で小さな幸せに気がつきにくくなる」なんて話が面白かったので、まとめていこうと思います。
睡眠不足で幸せな表情に気が付きにくくなる一方で、怒りには問題なく反応する
54人の健康な若い男女(平均23.5)を対象に行った研究になりまして、実験の手順は以下のような感じです。(p)
- パソコンに150枚の顔写真が出てくる
- 1枚1枚の表情をみて、これがどんな表情をしているのかを6つに分類してもらう(幸せなそうな顔、悲しい顔、怒っている顔、驚いている顔など)
でもって参加者にはこの作業を
- 普通に眠ってもらった日(8時間睡眠)
- 睡眠不足の日
- 再びしっかり寝てもらった日(12時間睡眠)
の3日間でやってもらったわけですね。
過去に「睡眠不足で相手の表情を読み間違える!」なんて研究はあったんですけど、今回は怒ってる表情といった感じ、特にどんな表情を読み間違えるのかを調べてくれたみたいです。過去の研究と同じ結果が出るのか?ということも確認してくれていて、非常に参考になるかと思いますね。
でもってそんな結果はと言うと、
- 睡眠不足だと幸福や悲しみといった表情に気がつきにくくなる
- しかし睡眠不足でも嫌悪や怒りといった危険を示す表情には問題なく反応した!
とのこと。
写真:同論文より引用したもの
図にするとこんな感じになりますが、睡眠不足になると幸福と悲しい表情は感知するのが難しくなって、嫌悪感と怒りの表情は問題なく感知出来ているわけですね。
怒りといった感情は何で問題なく感知できるのか?が不思議なところですが、研究者によれば、
睡眠不足の時に危険にさらされた場合、怒り、恐怖、驚き、または嫌悪感といった表情は危険を示す手がかりになる。それを正確な認識できれば、生存が最も保証されます。
〈中略〉
これは言い換えれば、睡眠不足により認知能力が低下する状況では、危険を示す表情を安全な表情と誤読するより、安全な表情を危険と誤読するほうが生存率を高めるために重要であるということだ。
とのこと。
つまり生き延びるためには脅威になるようなネガティブ情報(怒った顔)が最も重要で、ポジティブな情報(幸福な顔)には最悪反応しなくてもいいということですね。睡眠不足の状態であれば尚更情報を上手く処理出来ないので、相手の怒りといった脅威に対して優先的に反応してしまうといった感じでしょうか。
過去の研究でも睡眠不足でネガティブな考えが際立つなんて話もありますし、この辺は納得いく感じではありますな。本能ってすごい。
睡眠不足で生活の質が下がるのは間違えなさそう
でもって、先の悪影響を身近なもの例えると、
- 大切な人が悲しんでいることに気が付きにくくなる
- 自分の行動で人が喜んでいることにも気がつきにくくなる
- 失敗して誰かに怒られた時は問題なく反応する
といった感じです。
ちょっと分かりやすくするために大げさに書いてしまった感じはありますが、睡眠不足の状態というのは他者への共感能力が下がってしまったり、相手に不安や疑いの感情をもってしまう可能性も高くなってしまうのんだとか。確かにこれは生活の質が下がりそうだ、、、(´・_・`)
しかしながら本能的なところではあるので仕方が無いものの、個人的にはこれを期に、睡眠不足でデートとか仕事には行かない方がいいということを胸に秘めて置こうと思います。まぁデート行く相手いないですけどね(笑)
ではでは( *¯ ꒳¯*)
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