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心配性な元セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

若者は睡眠を改善することで不安が30%改善するかもしれない!という話

こんにちは、なすびです。

 

今日は睡眠と不安についてです。

 

テーマ

睡眠で不安が30%改善するなら、これは寝るっきゃない!

 

  • 不安の1番の薬は睡眠かもしれない!
  • 睡眠不足で不安に歯止めが効かなくなる?
  • まとめ

 

 

不安の1番の薬は睡眠かもしれない!


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メンタルヘルスのために睡眠は大切ですよ〜」なんて話は何度か書いているので、そろそろ飽きているかもしれませんが、いかんせん

 

 

なんてことがわかっていたりするので、メンタルのためにも睡眠の質は大切にしたいわけです。

 

個人的には不安症を暴走させないためにも睡眠の質は譲れないのですが、そんな中カルフォルニア大学が「深い睡眠が不安を軽減するために大事なんだよ」なんて研究を出したので、こりゃ見逃せないわけです。今回もいつも通りチェックしていく感じでよろしくお願いします(`・ω・´)

 

 

睡眠不足で不安に歯止めが効かなくなる?

これは2019年にカルフォルニア大学が行った研究になりまして、18人の若い男女を対象としたもの。以下のような流れで「不眠が不安といった感情にどんな影響を与えるのか?」調べたそう。(p)

 

  1. ますMRIで若者の脳をスキャン
  2. よく眠れた日に不安になりそうな動画を見る
  3. よく眠れなかった日に不安になりそうな動画を見る
  4. それぞれの日に不安を計るアンケートを記入する

 

といった感じで、よく寝れた日と寝られなかった日でそれぞれの気分と脳の働き方に違いがあるのかを調べたんだとか。

 

結果はどうだったのかというと、

 

  • 良く眠れた日より、眠れなかった日の方が不安のスコアが30%高かった!
  • 良く眠れた日は、感情にブレーキをかける前頭前野の働きが回復した!

 

とのこと。

 

良く眠れるだけで不安が30%も減るなら、こんなに手軽な薬はないですね〜。ちなみに前頭前野は悲しみや怒り、不安といった感情のブレーキ的な役割を果たすので、ここが改善していれば不安に飲み込まれにくくなるということになります。個人的に減少するのは何となくイメージが出来たものの、プラスαで脳の働きも改善しているのがいい感じですね。

 

研究者によれば

毎晩深い睡眠を維持できれば、それは天然の不安を抑えてくれる薬になる。それに対して睡眠不足は不安といった感情のアクセルペダルを踏み続けている状態で、ブレーキが効きにくくになっている。この研究で深い睡眠が感情を調節するのはもちろんのこと、脳が感情に対してブレーキをかける機能が回復することがわかった

とのこと。

 

睡眠不足だと不安が暴走しやすいが、睡眠が改善すると不安もコントロールしやすいということみたいですね〜。

 

また研究者は別の30人を対象に同じ実験を行なっているのですが、同じような結果が得られたとのこと。睡眠がメンタルに良くないと疑っているわけでないですが、別の対象者にも同じような結果が出ているのであれば、データの信頼度が上がっていい感じなのではないでしょうか。

 

 

まとめ

睡眠について書いてきましたが、とりあえずは

 

  • 睡眠不足だと不安が悪化しやすい
  • 逆に良く寝られれば、不安が暴走しにくい

 

というところを抑えてもらえると良さそう。結局睡眠が大事っていう話なんですけどね。(。・ω・。)

 

もともと不安に悩む人は不眠症であるケースが多いんですけど、カウンセリングのような場では「話を聞く」みたいな方をフォーカスしがちで、意外と睡眠の改善といったところに意識が向きにくいみたいです。だからこそ改めて大切だということがわかってよかった!ってことなんでしょうね〜。

 

たたこの記事を読んで、「眠れないって不安を悪化させることになるんだ、、、。」なんて不安にならないでほしいです。なぜなら眠れないことを気にしすぎてさらに寝られなくなっちゃうなんてことになっちゃうので、あまり気にせず以下の改善方を参考にしていただければと思います。

 

 

僕的には睡眠不足の日は不安になりやすいというよりかはびっくりしやすい(音とか怒鳴り声とか)ので、敏感になりすぎないためにも睡眠は大事にしていこうと思います〜。