スマホの通知はメンタルに悪いが特にどんな通知が悪いの?っていう知見の話
こんにちは、なすびです。
「スマホの使用時間がメンタルの悪化に関連してるから使い方には気をつけたいよね〜」って話は度々するんですが、特にTwitterやインスタグラムのようなSNSの使い過ぎは他人と自分を比較する機会が触れるので鬱になりやすくなるっていうデータがあるんですね。
なのでスマホの使用時間はSNSの利用を中心に制限しておくといいんじゃないか?って話なんですが、今回は「ほとんどのスマホの通知でメンタルを悪化させちゃうかも」って研究が興味深かったのでまとめておこうと思います。(P)
これは50名の大学生を対象にした研究なんですが、実験内容は以下のような感じです。
- スマホの通知(内容とか頻度)を自動的に記録するアプリを開発して使ってもらう
- 参加者には合わせて日常的な気分も記録してもらう(今日のこの時間はイライラしてましたみたいな)
で、参加者には5週間に渡って上記の内容をチェックしてもらい、『スマホの通知とメンタルの変化にどんな関係があるのか?』について調べてくれてました。
そんな実験からどんなことがわかったのかというと、
- スマホ通知の31〜32%でネガティブな気分になってた
ってことで、534,346件以上の通知を分析した結果、約3分の1の通知が不安、恐れ、気が散る、イライラといったネガティブな感情を誘発していたんだそうです。
まあ仕事や勉強への集中力がスマホの通知で途切れちゃうのは想像できますけど、それ以外の通知でも些細なネガティブを生み出してるのは意外ですね、、、。
親密なコミュニケーション関連でない通知でメンタルが悪化する
そしてこの研究で指摘されてたのが『特にどんな通知でメンタルが悪化するのか?』についてなんですが、どうやら友人や家族とのやり取りといったポジティブなコミュニケーション関連の通知以外はメンタルを悪化させる傾向があったんだそう。
つまり友人からの通知でメンタルが回復して、アップデートの通知や興味のないアプリの通知などはメンタルの負担になってる可能性があるわけですね。
この辺は研究者曰く、
私たちの調査結果はユーザーがソーシャルメディアアプリケーションを使用して他の人間と直接関わったときにポジティブに感じることを示しています。
とのことで、特に絵文字を使うくらいの親密な人からの通知はポジティブな感情と関連があったそうな。
なのでSNSのような親密ではないコミュニケーションの通知はやはりメンタルが悪化する可能性があるのと、親密な通知だったとしてもあんまりに通知が多すぎるとストレスになる可能性があるんでその辺は気をつけたいところです。
まとめると
- 不要なアプリの通知はなるべくオフにする(システムアップデート、アプリから通知、ニュースとか)
- 仲の良い友人からの通知はオンにしても大丈夫だが、頻繁な通知にストレスを感じるなら設定を変えたほうがいい
といったところでしょうか。
同論文曰く、通知をオフにすると言った対策をしてないと1日平均で400件の通知を受け取る可能性があるみたいなんで、不要なアプリの通知はできるだけ切っておくのがメンタルのための手軽な対策と言えそうです。
ちなみに自分はLINEの通知を切るくらい通知が来ない設定にしてるんですが、その分1日に3回LINEを確認する時間作ってますね。(朝、昼、夜)後はLINEならやたらと通知が来るグループの通知だけオフにできたりもするんで、そういった細かい設定はアプリごとで調節してみるといいと思います。