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心配性な元セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

【10選】衝動買いを防いでくれそうな心理テクニックのお話

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こんにちは、なすびです。

 

ということで前回の続きです。

 

前回はミシガン大学の研究を参考に「オンラインショップはついつい衝動買いしたくなる巧妙な罠が仕掛けられてる!」ということで、この辺を意識しておくだけでも衝動買いを減らせるんじゃないか?という話でございました。

 

で、今回はそんな衝動買いを防ぐための心理テクニック編ということで、前回と同様ミシガン大学がその辺も合わせて調べてくれていたのでまとめていこうと思います。(P)

 

前回の記事を読んでない方は、先にそっちなら読んだ方がわかりやすいかもしれません。

 

 

www.nasubihealthcare.com

 

 

衝動買いを防ぐのに使えそうな10の心理テクニック

ということで、以下から衝動買いを防ぐのに使えそうな心理テクニックをずらずらっと見ていきます。衝動買い以外にも応用ができるので、仕事とかプライベートなんかでも使ってみると良いかもです。

 

1.動機付け目標設定

動機付け目標設定というのは『そもそも何のために衝動買いをやめたいのか?』っていう目標を明確にするもので、まあ何事も何のためにやるのか?っていう部分を設定しておかないとモチベーションに維持は難しいですもんね。

 

これも例えばですが、

 

  • 友人との旅行費を貯めて、未知の場所を訪れてたり新しい体験をするため
  • お金を使わなければその分働かなくて良い、つまり自分が好きなことをする時間が買える
  • 今後自分の身がどうなるかわからないと考えると、貯蓄が増すのは安心感を得られる

 

みたいな感じで、『衝動買いをしないことで自分にどんな良いことがあるのか?』をできるだけ具体的に考えてみましょう。内容としては「借金をしないで済む」といった後ろ向きの内容よりは上記のような前向きな内容が良いですね。

 

 

2.コミットメントデバイアス

コミットメントデバイアスは『〇〇したら△△できなくなる』みたいなルールを設けるものなんですが、例えば、

 

  • 毎月の買い物額が2万円を超えたら、1ヶ月間テレビ禁止
  • 1日3回以上ネットショップサイトを閲覧したら、その日はスマホゲーム禁止

 

と言ったように、自分が望ましくない行動を取ると自分が好きなことができなくなるみたいな罰則を設定する感じです。

 

3.ピアプレッシャー

これは自分が立てた目標の達成率を上げるために、周囲からのプレッシャーをうまく活用するというものです。

 

これも例えば、

 

  • 「今月は絶対衝動買い止める!破ったら飯奢るわ!」と友人に宣言する
  • 自身のブログとかYouTubeで宣言して、結果を後日報告すると約束してみる(成果は1ヶ月後に発表します!)

 

みたいな感じで、あんなに堂々と宣言したのだから成し遂げないと恥ずかしいという感覚で自制していくイメージですね。これも1と2のように「こういった理由で衝動買いを辞めたい」ということを定めたら、とりあえず周囲の人に言いふらしてみるのもありでしょう。

 

ピアプレッシャー」に関しては過去にもう少し詳しくまとめているのでよければ参考にしてみてください。

 

4.分割払いじゃなくて累積価格なら買うかのかどうか?考える

クレジットカードだと分割払いという便利な機能がある反面で衝動買いが促進されている部分があるんですが、ここではシンプルに分割じゃなくて累積金額なら買うのか?について自分に問いかけるものですね。

 

例えば、月々5000✖️12ヶ月で商品を買おうとしてるなら6万円に計算し直して改めて買うかを考えて見ましょう。分割払いは利子による金銭負担がバカにならないんで、利子も含めて考えてみてもいいかもです。(6万5000円)

 

5.買い物を先延ばしにする仕組みを作る

これに関してはタイトルの通りでして、例えば、

 

  • クレジットの上限を低めに設定しておく
  • クレジットカードは登録しないでわざわざコンビニまでギフトカードを買いにいくようにする
  • 今週はネットでモノを買わないと決める
  • 欲しいものをカートに商品に入れたら、購入ボタンを押せるのは1週間後と決めておく
  • 買いたい!と思ったら、マンガやアニメ、昼寝といった気晴らしを挟んでみる

 

といった感じで、欲しい商品から離れる時間をもうけることで衝動買いを防ぐ方法ですね。

 

古典的な方法ではあるもののクレジットの上限いっぱいなら諦めがつきやすいですし、購入までに時間をかけるような『先延ばし』はとその間で考えが改まることもあるため意外と有効的な方法だったりします。

 

ユニークなものだとクレジットカードを水につけて凍らせてといて買いたい衝動に駆られたとしても氷が溶けるのを待たなきゃいけないみたいな方法もありますね(笑)

 

6.衝動買いした後の自分はどんな気分になっているか予想する

これは『感情予測』と呼ばれるもので『ある行動をすることで自分がどんな気分になっているのか?』をイメージしてみる方法です

 

これも衝動買いで例えると、

 

  • これを買うことでいつもみたいに後悔で苦しむのではないだろうか?
  • ここで衝動買いを抑えられれば自分のことを誇らしいと思えるのではないだろうか?

 

と行動を起こした後のイメージを膨らませる感じですね。

 

ちなみにダイエットの実験だと『チーズケーキを手放すことで感じる誇りについて考えた人は誘惑に屈したときに感じるであろう羞恥心について考えた人よりもケーキを食べる量が少なかった』みたいなので、できるだけポジティブな感情予測をしてみると良さそうです。

 

 

7.その商品に何かネガティブな事が起こっていると想像する

これは自分が買いたいと考えてる商品のネガティブな部分を強くイメージする方法なんですが、これも例えば、

 

  • 届いた商品が不良品であることを想像してみる
  • マイナス評価のレビューをひたすら読みまくる
  • 欲しい商品に唾がかかっていると想像してみる

 

自分が欲しいものに何か買いたくなくなるようなネガティブなことが起こってるとイメージしてみる感じですね。

 

こちらもとある研究によれば、食欲をそそるジャンクフードに向かって誰かが咳をしていることを想像するように指示された参加者はジャンクフードへの欲求のレベルが低くなったそうなので、これは特に食品の衝動買いとかに効果的かもですね。

 

8.自分の欲求が暴走しそうな刺激を避ける

これは買い物したいと思うようなきっかけを避ける方法になりまして、シンプルなものなら、

 

  • セールの通知を切っておく
  • ネットショップのアプリがスマホ内の目に入りにくい位置に置く(もしくは消去する)

 

と言ったような感じですね。目につくと欲しいものが想像されるからできるだけ目に入らないようにするような方法なんですが、まあダイエット中なら飲食店が多い場所を避けるように帰宅する方法もそれに入ります。

 

もしインスタやTwitterなどで商品情報が回ってくる場合は「SNS断食」とかも良いかもしれません。

 

9.それってホントに必要か?について深く考えてみる

これは衝動買い予防の定番テクニックになりますが、

 

  1. 買いたいものを何のために使うのか?
  2. それが好きだから買うのか?必要だから買うのか?
  3. それを買うことでどのくらい心がどのくらい満たされそうなのか?(1点から10点で評価)
  4. 今あるもの、あるいはもっと安いもので変わりはきかないのか?

 

といったように、買いたいと思ってるモノは本当に必要なものなのか?を深く考えてみる方法ですね。

 

自分もつい最近スマホの充電が減ってきたので新しいアイフォンに買い替えようかなとか思ったんですけど、冷静に考えて自分はモデルが新しいものを買う必要性はそこまでないし、バッテリーだけ交換すれば安く済むので、高いお金をかけてまで買い換える必要はないなとギリギリ踏みとどまりましたね、、、、。(ポチる目前までいった)

 

また今使ってるスマホも買った当初はウキウキな気分でしたけど、今は何とも思ってないので幸福感もそんなに持続しないだろうと考えると、そこそこ冷静な判断ができたと思います。

 

10.その買い物によって何が犠牲になっているのか考えてみる

最後は「その選択をすることによって何を失っているのか?」を考えてみるものなんですが、これも例えば、

 

  • これに3000円を使うなら好きな10種類のコーヒーセットが買えるし、なんなら友人と仲を深めるための外食が出来るな
  • これを買うには12時間働く必要があるが、我慢すれば12時間別のことに時間が使えるな

 

と言ったように、何かを選択すると別の何かを失ってるというイメージを膨らませる感じですね。

 

自分も「貯金のうちの9000円を使うだけだ!」って考えると買おうかなってなるんですが、「この商品のために9時間働けるか?」って考えるとちょっと躊躇するようになるので、この考え方はよく使ってますね。

 

これについては9番の内容と合わせて考えてみるとよりいいかもです。

 

151人が衝動買いを抑えるために効果的だった機能とは?

でもって、ミシガン大学はオンラインショップでついつい衝動買いをしてしまいがちな151人を対象に「衝動買いを抑えるため使ったツールの中で何が効果的だったのか?」についても調べてくれていい感じでした。

 

そんな結果はというと、

 

  1. 商品の必要性を改めて考える(心理テクニックの1,9,10あたり)
  2. 支出制限をする仕組みを作る(1,5)
  3. 先延ばし戦略を使う(5)

 

あたりのテクニックを使った時は成功率が高かったんだそうです。

 

まあ効果に個人差があるのは否定はできませんが、衝動買いを予防するための基本対策については1、5、8、9の内容を参考にしてみると良さそうですね。

 

またどんなモノを買ったらより幸福感が得られやすいのかについては『幸せをお金で買う5つの方法』についての話が参考になるかもしてません。

 

 

www.nasubihealthcare.com

 

 

 

これからおうち時間が増えると思うので、自分も含めてネットショッピングでの衝動買いは気をつけないといけませんな、、、、。(´・ω・,`)