ハーバード大学の心理学者に学ぶ、幸せをお金で買う5の方法と3つの+アルファ
こんにちは、なすびです。
今年こそはお金の使い方に気をつけたい!ってことで、今回はお金と幸福感についてのお話です。
これに関しては過去に「幸せをお金で買うには5つのポイントが重要だ!」って話があったんですが、今回は『+アルファで3つのことを意識してあげるとお金を使った時の満足度がより高くなるかもしれない!』って話が参考になったのでまとめておこうと思います。
原文は「幸福を科学する」有名なダニエル・ギルバード博士やエリザベス・ダン博士といったハーバード大学の有名な心理学者の話が元になってますが、もし5つのポイントをしらないと言う方は先にそっちから見てもらえると解釈がスムーズになるかもしれません。(P)
幸せをお金で買う基本的なポイント
まず幸せをお金で買うときに誰にでも当てはまる基本的なポイント触れておくと
- 人はプラスなこともマイナスなことも慣れてしまう
ということです。
例えば手持ちのスマホも新しいものに変えた当時はウキウキした気分で使いますが、その幸福感は長いこと続きません。一方で古いスマホに不便さを感じていても、長いこと使っていればその不便さにも慣れてしまいます。
つまりモノに対しての幸福感は時間が経つと0になっていくのが基本になるので、後者の方がお金を使ってないのにもかかわらずお金を使ってる人と同じくらいの幸福感なので得ということですな。
この辺も研究者曰く、
お金には限りがある。まれに素敵なものを買うよりは頻繁に素敵なものを買うのに経済的リソースを割く方が良いだろう
とのことで、確かに使わない分のお金を貯金に回せると安心感も買えて良いかもしれませんね。
実際に自分も2ヶ月前に購入したiPadに対しては特に何も感じなくなってますし、なんなら100円ショップで買ったコップの方が満足感が高かったりするんで『高価でない満足感を買う』ことは幸福感を高める方法として最も賢いってことなんでしょうな〜。
幸せをお金で買う3つの+アルファ
ということで、ここからは『幸せをお金で買う3つの+アルファ』になりまして、前回の5つの項目に3つ追加したものなってます。
1. モノに対して保険をかけるのはそこそこにしておこう
モノを買うときに返品補償のような保険にこだわるケースがあるかもしれませんが、そういった保険にとらわれるほどモノから得られる幸福感が低下するそうな。
研究者曰く、
将来、後悔する可能性をなくすために人々は保証期間の延長や寛大な返品条件を求めるが、研究では保証は幸せのためには不可欠でないかもしれないし、実際に返品条件は幸せを台無しにするかもしれないと示している
とのこと。
返品条件を気にすると「とにかく損をしたくない!」って思いから、その商品の悪いところに目が行きやすくなったりしますし、「いつまで返品できるんだけ?」っと損しないことを意識しすぎても確かに幸福感は下がっちゃいそうですもんね〜。
2.比較購買はやめよう
『比較購買』っていうのは、モノとモノを比べて買うか買わないかを判断することなんですけど、例えば
- 「Aのドライヤーは乾かす機能だけなんだけど、Bのドライヤーはマイナスイオンが出て髪がツヤツヤになるのか」
- 「こっちの家よりあっちの家の方がリビングが広くて居心地がいいんだよな〜」
みたいな基準でモノを買うことですね。
こういった考えは買い物をする時によくあることだと思うんですが、こういった基準でモノを購入することは結果として幸福度を下げてしまうかもしれないんだそう。
研究者曰く、
比較購買は自分の幸せにとって重要なプロダクトの特性から消費者の目をそらさせ、代わりに実行可能な選択を区別する特性に意識を向けさせる可能性がある
とのことで、要するに「なんでこれを買うのか?」っていう本来の目的を見失うことになりやすいんだそうな。
これも例えば「家族と素敵な時間を送りたい」と考えて家を購入したかったはずなのに「小さい家よりどうせなら大きな家を!」と高価な家を選択。結果としてローンの返済に時間を取られて家族と過ごす時間が減ってしまった!となると、本末転倒してる部分があるわけですね。
自分も先日電動自転車を買いにいったんですが、「通勤を楽にしたい」という目的で買いに行ったのに「こっちの高い方がバッテリーの充電頻度が少ない方がいいな〜」とか「もう4万円出せばこっちのカッコイイやつに乗れるのか〜」といつの間にか比較購買になってたんですよね、、、。
まあ途中で「そういや通勤が楽になる最低限のラインでいいんだった」と思い出したので、比較購買をしてしまってる場合は「そもそも何がしたくてこれを買うんだっけ?」っていうことを改めて考えてみるのはおすすめですね。
危うく20万くらいの電動自転車買って破産するところだったぜ、、、。
3.お金の使い道が正しいか?友人に聞いてみよう
個人的に面白かったのが、『これにお金を使うことで自分が幸せになれそうか??について友達に尋ねてみると良い』っていう話です。
これも元となる研究は
- 自分より自分の友人の方が、あなたがどんな人とならデートを楽しめそうなのかわかっている
っていうものなんですが、要するに自分がどんなことにお金を使うことで幸福になれるのかは、自分自身より他人の方が理解してるんじゃないか?ということですね。
この辺は研究者曰く、
他者は何が自分を幸せにしてくれたのかを教えてくれるだけでなく、何が自分を幸せにしてくれると思っているのかという貴重な情報を提供してくれる
とのこと。
スノボ好きの友達に「3万円かけて初のスノボに挑戦しようと思うんだけど、俺でも楽しめそうかな」ってことを聞いてみるとすると、「運動神経いいから問題なく楽しめると思う!」と言うかもしれないし、「いや、〇〇は多分転びまくってやる気無くすタイプだと思う、、、」という助言が意外と当たるんでしょうな。
この辺については、お金を使おうとしてることに詳しい人に対して「このくらいお金を使おうと思うんだけどどう?」と相談してみると幸福になれるお金の使い方ができるかもしれませんね。
自分も今年こそ無駄遣いが減るように頑張りたいな、、、