体内のアレが1.5%無くなるだけで、メンタルが悪化しやすいのかもという研究の話
こんにちは、なすびです。( ˙꒳˙ )
7月も後半に入り依然として暑さが厳しくなっていますが、今年は感染症対策でマスクが必須なこともあり熱中症による脱水症状が怖いところであります。今まで以上に水分補給が重要なわけですが、今回は『体内の水分が少しでも減るだけで、気分が悪くなりやすい!』なんて研究があったので、「こまめに水飲まないとな〜」と思う次第です。
体内の水分が1.5%なくなると、気分が悪くなるかも!(暑さは関係ない)
ということで、参考になる研究を2つほど見ていきますと
- 2011年の研究:25人の若い女性を対象にしたクロスオーバー研究では体内の水分が1.36%脱水すると、気分や集中力が低下し、課題に対して難しいと感じ、頭痛の症状が生じやすかった(p)
- 2011年の研究:26人の若い男性を対象にしたクロスオーバー研究では体内の水分が1.59%脱水すると疲労、緊張、不安をより感じやすく、集中力とワーキングメモリーが必要なタスクを行うのが困難を感じた(p)
とのことでして、喉が乾かないレベルの脱水でも集中力や作業の正確性、気分にも影響が出てるみたいですね。もちろん、これは体温が上がることによっての脱水ではなく、28度くらいの快適な温度で引き起こした脱水による影響になってます。
この辺について研究いわくですが、
私たちの喉の渇きは体内の水分が約2%脱水されるまで現れませんが、そのレベルに達するまでの軽度の脱水症(約1.5%)ですら私たちの心と体のパフォーマンスに影響を与え始めてます。
〈中略〉
また日常活動の過程で発生する穏やかな脱水症でも、特に女性は男性よりも早い段階で脱水症の悪影響の影響を受けやすい可能性があります。
とのこと。
ちなみに水分不足で気分が悪くなるメカニズムに関しては「電解質(ミネラル)のアンバランスが脳内の神経伝達物質の働きを阻害するからでは?」なんて話になってるんですが、女性の方が水分不足の悪影響を受けやすいメカニズムはよく分からないみたいです。
まあ何にせよ『喉が乾く前に水を飲むのが大事!』ということには変わりないんですが、最後に水分補給の国際的な専門家、アームストロング博士の言葉を借りますと、
脱水症はすべての人に影響を与えます。水分補給はコンピューターで1日中働く人々にとっても、ランニングによって体重の最大8%を失うマラソンランナーにとっても同じくらい重要です
とのこと。オフィスワーカーのような方でも、勉強に励む学生の方でも、集中力の維持やミスを減らす注意力のためにも水分補給は大事だよということで、アスリートだと思ってまめに水分補給をしてもらえるとよろしいのではないでしょうか。
『1日2リットルの水を飲め!』なんてフレーズは健康本やダイエット系の本でもよく見ると思いますが、『メンタルのためにも喉が乾く前に水を飲もう!』なんてフレーズも頭の隅に置いてもらえると嬉しい限りですね( *¯ ꒳¯*)✨