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心配性な元セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

【アダプトゲン】「アシュワガンダ」で不安がガッツリ改善するかもだ!って研究の話

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こんにちは、なすびです。

 

今回は『アシュワガンダ』についてのお話です。

 

ストレスを和らげるサプリメントについては過去にいくつか触れてきましたが、最近気になってるのが『アシュワガンダ』というアダプトゲン。

 

アダプトゲンいうのはストレスの鎮静効果を持つハーブの総称のことなんですが、その1つである『アシュワガンダ』も抗炎症作用や抗酸化作用によってストレスを鎮静する効果があるとされてます。インドでは伝統的な医療法として使われていたりもしますね。

 

で、今回はそんな『アシュワガンダ』は特に不安やストレスレベルを下げるのに使えるのではないか?と研究があったので、まとめておこうと思います。たまにやってくる急なストレスへの対処法としてはいいかもしれません。( ˙꒳˙ )

 

アシュワガンダでストレスレベルがガッツリ下がる!

これは2014年の研究になりまして、「アシュワガンダとストレスの緩和」に関する62件のデータから適格な5件を選択してまとめた系統的レビューになってます。(P)

 

集められた研究は

 

  • ベック不安インベントリー (BAI)
  • ハミルトン不安尺度(HAM)
  • 知覚ストレス尺度(PSS

 

といったアウトカムや容量(125mg〜12000mg)が違う点からメタ分析はしてないんですが、現在の文献の中ではアシュワガンダの実力が幅広く見れるのは良さそうな感じでした。

 

足早ですが早速結果を見ますと、

 

1日600mgの摂取で

 

  • ストレスレベルが約38%減少する
  • 不安レベルは26%減少する

 

ということで、集められた文献によって結果に差はあれど不安などが元のストレスを和らげる可能性は高いという感じでした。(しかしスポンサーシップバイアスも含まれてるため、結果が盛られてる可能性もなくはない)

 

ちなみに摂取量は研究によって1日125mg〜12000mgとかなり幅はあるものの、研究者いわく

すべての試験において『アシュワガンダ』は副作用の重症度およびその頻度が低いため、普段に使う上で安全なハーブサプリメントであると結論づけられた

というように、目立った副作用は確認されなかったそう。

 

抗不安薬だとものによっては副作用もあるため、『アシュワガンダ』のようなアダプトゲンに置き換えてみるのはありかもしれません。

 

※アシュワガンダを使う時の注意点

1.60日以上は飲み続けない

先の話だと目立った副作用はないとされてますが、84日以上『アシュワガンダ』を摂取した研究はありません。長期服用の安全性が確認されてない以上、飲み続けるものというよりはどうしても不安が収まらないという時に使うものという認識がよさそうです。

 

2.基本は1日300mg、多くても1日600mg

アダプトゲンは容量が増えると肝臓への負担も増える可能性があります。先にまとめられた研究の多くでは1日600mg摂取してますが、1日250mgでもストレス解消効果は確認されてますので、なるべく1日300mg程度にしましょう。以下のサプリだと1錠分になりますね。

 

 

値段としては1日当たり13円くらいなので、コスパとしては結構いい感じです。

 

『アシュワガンダ』はアダプトゲンの中では研究の数が多い部類なので、個人的にリジンとアルギニンに加えて、何となく不安になっちゃうときの対処法として買っておこうと思います。(*¯ㅿ¯*;)