孤独感は孤独のメリットを15分考えるだけで改善するかもしれない!という研究の話
こんにちは、声優の花澤さんと小野さんが結婚しましたね、驚きが隠せないなすびです(゚ロ゚)
今回はそんなおめでたい報告とは全く関係ですが、『孤独感の改善』についてのお話になります。
前回「孤独感を改善するための4つのステップ」として大まかにまとめた感じではあるですけど、今回はもう一つ触れておきたいポイントとして『孤独の自律性』がありますので、まとめていこうと思います。
孤独の時間に目的を見出すべし!!
『孤独の自立性』について、ロチェスター大学の論文を参考に見ていきたいと思います。(p)これは738人の若い男女を対象に『孤独の時間が気分に与える影響』を調べている研究なのですが、ここでは4つの研究が行われてるので大まかに何をしてるのか?だけざっくりお伝えすると、
- 孤独な時間を15分間作ることで、気分にどんな変化が出るのかを調べる
といったことしてます。
でもってこの孤独な時間ってどういうもの?という1例としては、
- 参加者に何も無い部屋で完全に1人の時間を過ごしてもらう
- 別のグループも同じように1人で過ごすが、あまり盛り上がらなそうな質問について、オンラインで回答してもらう
という状態を作りまして、完全な孤独状態とほんの少し人との繋がりを感じるような状態でメンタルや気分の変化を観察したという感じになります。他にも本を読ませる、読ませないで比較したり、色んな孤独のケースを試してくれてます。
でもって、複数の研究をおこなってみてわかったことはと言いますと
- 孤独な時間は何だかんだ感情を落ち着かせるような効果がある
ということで、テンションが上がるようなポジティブな感情や、悲しみのようなネガティブな感情のどちらも孤独の時間によって気分を落ち着かせ効果があるとのことなんですね。
「いや、それは1人になることで気分は落ち着くだろうし、孤独な時間を作っても気分が変わらないこともあるんだけど?」と疑問に思う方もいると思うんですけど、この研究のミソは気分が落ち着くような効果を得られた人たちは孤独の15分で何をしてたのか?というところであります。
でもって、その辺を調べて分かったことが何だったのかといえば、
- 気分が落ち着いてた人はこの15分で何が出来るのか?ということについて前向きに考えてた
とのことでして、つまりこの孤独時間で今夜の晩ご飯を決めたり、来週のスケージュールを考えたりと、一人で過ごす時間で何をやるかが決まってる人だったり、決めようとしたりと何かしら選択をしてる人は孤独な時間で気分を落ち着くかせる効果が大きかったみたいなんですよ。
これは『孤独の自律性』なんて言われる概念なんですけど、孤独感っていうのは単に1人でいる時間が産むものではなく、望んでない1人の時間が存在することで孤独感が生み出してるのではないかと。なので何かやりたいことを黙々とやったり、今後のスケジュールを考えるように、孤独の時間に何らかの目的を見出すことが出来れば孤独感による不快感も減るのではないかというわけですね。
でもって研究いわく、
これらの予想外の発見は興味深いものでした。なぜなら、1人でポジティブなことを考えたり、この時間で何を考えについてなんらかの選択することで、高覚醒の肯定的な感情の非活性化が改善される傾向があり、感情的な自己調整の選択肢が増えることを示したからです。これは人々が孤独や他のバリエーションを使用して感情の状態を調整したり、興奮した後に静かになったり、怒りを感じた出来事の後に落ち着いたり、または必要に応じて集中したりと、精神面を穏やかな状態にできることを示唆しています。
とのこと。
孤独の時間を設けることは落ち着くことに役立つのは何となくイメージがつくところかと思いますが、その時にどんなことを考えるのがいいだろうか?ということに意識を持っていくことが、孤独感などの感情の調節に役に立つと言ったところでしょうか。
まぁ孤独に関しては自分が孤独を使いこなせていると思えてれば問題ないのでは?なんて話でもあるんで、孤独感を減らすには孤独な時間を有意義に使うように意識する!というポイントは抑えておくと良いと思います。望んでないのに1人の状態が発生したら、その時用にやる趣味を作っても良いかもしれないですね〜。( ˶˙ᵕ˙˶ )