リストラのストレスレベルが47点なら、上司とのトラブルは何点だろう?という心理研究の話
こんにちは、なすびです。( ˙꒳˙ )
「社会的再適応評価尺度 (Social ReattuStrrlent Rating Scale)」 っていうものがあるんですけど、これが自分のストレスレベルを判断するのに使えそうだったので共有しておこうと思います。(p)
これは1900年代に開発された尺度になりまして、ざっくりいうとリストラや離婚のようなストレスフルなライフイベントを経験した時のメンタルへのダメージを数値化したものなります。
もっと厳密にいうと「あなたはリストラされたというストレス状態から立ち直るためにどのくらいエネルギーを使いますか?」ということについて、大規模なアンケート調査をおこない「大多数の人がこのくらいのレベルでダメージを負いそうだよね」という基準値をを割り出した感じになってます。
そしてこの尺度だと「一般的にはプラスなこともストレスとして加えて含まれている」のが少しややこしいところではありますが、早速イベントごとのストレスレベルを見ていきましょう。各ライフイベントの右の数字がストレスレベルになっていて、これらは全て結婚を50点とするときに何点をつけるか?という相対的な基準になってます。
- 配偶者の死亡 100
- 離婚 73
- 夫婦別居 65
- 刑務所などへの収容 63
- 近親者の死亡 63
- 本人の大きな怪我や病気 53
- 結婚 50
- 失業 47
- 夫婦の和解 45
- 退職・引退 45
- 家族の健康面、行動面での大きな変化 44
- 妊娠 40
- 性生活の困難 39
- 新しい家族のメンバーの加入 39
- 合併・組織替えなど勤め先の大きな変化 39
- 家計状態の大きな変化 38
- 親友の死 37
- 転勤・配置転換 36
- 夫婦の口論 35
- 1万ドル以上の借金(日本円で約100万以上) 31
- 借金やローンの抵当流れ 30
- 仕事上の責任 (地位)の大きな変化 29
- 子女の離家 29
- 義理の組族とのトラブル 29
- 個人的な成功 28
- 妻の就職 26
- 本人の進学または卒業 26
- 生活条件の変更 25
- 個人的習慣の変更 24
- 職場の上司とのトラブル 23
- 勤労時間や労働条件の大きな変化 20
- 転居 20
- 転校 20
- レクリエーションのタイプや量の大きな変化 19
- 宗教(教会 )活動上の大きな変化 19
- 社会(社交)活動面での大きな変化 18
- 1万ドル以下の借金(日本円で約100万以下) 17
- 睡眠習慣の大きな変化 16
- 団らんする家族員の数の大きな変化 15
- 食事習慣の大きな変化 15
- 長期休暇 12
- クリスマス 12
- 信号無視などのちょっとした法律違反 11
でもってAIS(アメリカのストレス研究所)によると、自分がストレスに感じるライフイベント+現在直面しているライフイベントのストレスレベルが、
- 150点以下:将来的にストレスで健康を害するリスクが低い
- 150点〜300点:今後2年間で健康を害するリスクが50%高い
- 300点以上:今後2年間で健康を害するリスクが80%高い
という目安になるんだそう。(p)
そんなスコアの付け方ですが、
- 離婚にストレスを感じれば73点加算する(中には離婚して悩みから解放される人もいるので、その場合は加算しない)
- 過去に離婚は経験してるけど、今は気にしてない場合は加算しない
という感じで、自分が今ストレスに感じてる項目の点数を合計して先の目安と比べてみてください。
まあ大雑把にいうと、ストレスを感じてるライフイベントが多いほど病気になるリスクが上がるということになりますね。そりゃ離婚されて、失業して、生活のランクも下がるなんてことが同時にくれば、ストレスで病気に無理はないですよね、、、。
ただちょっとした注意点としてこれはアメリカの調査から生み出されたスケールなので、日本人との感性と若干食い違うところがあったりします。アメリカのスケールだと親友の死は「37点」だったのに対して、日本人で調査したところ「約64点」だったのでかなり差が大きい項目もあったり。(p)
人種によって精度に差が出るところもありますが、離婚や離職のようなイベントには差はないものが多いので、ちょっとした目安感覚で使ってみてください。いかんせん自分のストレスレベルを日々チェックすることはメンタルヘルスを維持するための第一歩になりますんで、ご自愛頂ければと思います。
ちなみに自分はスケールだと自分は16点だったので、今のところは大丈夫そうです、、、。