女性はクルミでメンタルが32％改善するかもという研究のお話

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こんにちは、ベースの練習で指が痛いなすびです。( ˙꒳˙ )

最近は地中海食ネタが多いですが、そういえばナッツについて詳しく書いたことがなかったな〜と思いましたので、今回はナッツについて。ナッツがメンタルに良いのは結構有名だったりするんですけど、「特にクルミがメンタルに良いのではないか？」なんて話が面白かったのでまとめていこうと思います。

女性はくるみでメンタルが32％改善するかも！

2019年にNHANESのデータセットを使ったものになりまして、アメリカに住む男女22650人を対象としたもの。(p)「くるみの消費量がうつ症状にどんな影響を与えるのか？」ということについて調べてくれているのですが、研究の手順はざっくりと以下のような感じ。

参加者ここ最近で何を食べたかインタビューする
くるみやナッツの摂取量をざっくりと計測
くるみの摂取量が最近の気分にどんな影響を与えるか分析する

手順はもちろんのこと、横断研究(観察研究)なので研究の質としては割と低い印象ではありますが、「くるみが気分にどんな影響を与えるか？」調べてる研究は結構珍しいので参考にはなるのかなと。ビーナッツとかアーモンドみたいにナッツでくくれば結構あるんですけど、くるみ単体の効果に注目した研究はあまりないですからね。

でもってインタビューの内容をもとにナッツの消費量を以下の４つにグループします。

くるみをたくさん食べている(1日24g)
くるみ＋他のナッツを食べている(1日4g)
くるみ以外のナッツを食べている
ナッツを食べてない

そんなくるみの消費量とうつ病レベルを判断するアンケート調査みたいなもの(PHQ-9アンケート)を分析にかけたところ、以下のことがわかりました。

クルミをたくさんを食べている人は、ナッツを食べない人たちよりうつ症状が26%低い！(p < 0.0001)
特に女性はくるみを食べていると男性よりもうつ症状が低い傾向にあった (女性：32%, p < 0.0001) (男性：21%, p = 0.05)

とのこと。

とりあえずくるみを食べている人はうつ病の症状が低くて、女性は特に影響が大きかったそうな。まあ過去の研究からもメンタルが改善するのはなんとなくイメージができますが、「他のナッツと比べてどうなのか？」というところ気になるところ。アーモンドやカシューナッツのようなナッツ類と比べて、クルミの方がより優れているのか？というところですが、

クルミ以外のナッツを食べてるグループはうつ症状が14％低い(OR：0.86)
クルミ＋ナッツのグループでは、うつ症状が17％低い(OR：0.83)
くるみをたくさん食べるグループでは、うつ症状が61％も低い！(OR：0.39)

とのことで、「最近気分が落ち込みがち」といった軽度のうつ症状の場合、クルミは他のナッツに比べてメンタルを改善してくれそう。ちなみにこの結果はアルコール、タバコ、人種、経済レベルを調整しても残ったのが、ナイスな感じですね。

研究者いわく、

クルミの消費者によるうつ病スコアの低下は、集中力の向上、エネルギーレベルの向上、物事への関心の高まり、発話速度と運動速度のといった、自己コントロール能力に関連がありました。

これはナッツに含まれる豊富なミネラルや脂肪酸の影響が考えられるが、特にクルミは他のナッツよりポリフェノールが多く含まれている。これがセロトニン生産量に影響を与え、メンタルに関連する腸と脳に良い影響を与える可能性がある。

とのこと。

この辺は

と色々考えられることはありますが、特に精神の安定に欠かせないセロトニンにいい影響を与えてくれているからなのでは？ということらしい。確かにナッツはセロトニンの材料であるトリプトファンが豊富で、過去にもポリフェノールとトリプトファン組み合わせるとメンタルが改善するみたいな研究もあったりしますので、クルミでメンタルが改善する理由を説明するには十分なのではないかと思う次第ですね〜。(p)

まあ女性の方が効果がある理由は謎ではあるものの、地中海食の代表的な食品の１つですし、最近気分が優れない方は無塩のクルミを毎日24gくらい食べるに越したことはないのかなと思う次第です。(片手に軽く盛るくらい)

また買うのであればネットショップでのまとめ買いをおすすめします。何せ、