若者のうつはジャンクフードの食べ過ぎが原因なのでは?という研究のお話
こんにちは、なすびです。( ˙꒳˙ )
うつ病のようなメンタルの病気は年々増えておりまして、生涯うつ病は6人に1人、不安障害は3人に1人は経験すると言われております。(p)
またWHOの発表によれば、世界中で毎年80万人近くが自殺で亡くなっておりますが、特に15〜29歳多く、若者のうつ病も深刻な問題にもなってるんですね。(p)
でもって、なんで若者のうつ病が増えてしまってるのかといえば、
- 睡眠の質が下がってる
- SNSの利用が増えている
- 価値観の増加(好きなことして生きる!、金持ちになる!有名人になる!※詳細は後日ほど)
ところが考えられまして、まぁ一括りにすれば時代の変化で生活リズムも大幅に変わったよなっていう話であります。(文明病)
そんな時代の変化による弊害でいえば、食事なんかもそのひとつですが、今回は『若者のうつ病ってシンプルにジャンクフードの食べ過ぎなんじゃない??』という研究がありまして、「うむ、確かに、、、」と思った次第です。
うつ病の人は塩分とカリウムのバランスが悪い!!
これは2019年に行われた研究になりまして、84人の青少年(平均13歳くらい)を対象に「食事とうつの関係」について調べた研究なります。(p)
まずさらっと研究手順を見ていくと、
- まず尿検査で尿に含まれるナトリウム(塩分)とカリウムのバランス&ここ2週間のうつ状態をチェック
- 1年半年後に改めて同じことをチェック(この期間は食事などのライフスタイルはなるべく変えないように指示)
- 若い頃の尿中のナトリウムとカリウムの量がうつ病の発症率にどんな影響があるかを調べる
と言った感じです。いかんせん食事のバランスの乱れは、体内の塩分過多やカリウム不足として表れやすいので、尿検査から食事バランスを判断してうつ病なりやすさも分かるのではないか?ということですね。
でもって、そんな参加者の年齢、性別、BMIなど結果に影響が出そうな変数を調整した上でデータを分析したところ、
- ナトリウム排泄量の増加は1年半後の抑うつ症状により関連していた(r = 0.30、P = 0.009)
- この傾向は特に女性の方が強かった
とのことでして、ジャンクフードのダメージが蓄積した1年半後の方がよりうつ症状が強く出ているのではないかという感じになってます。ただ相関係数が0.3なので、そこまで関係性が強い!といえるわけですけど、個人としては無視できないくらいの数値ではあるのかなという感じです。
でもってこの結果について研究者いわくですが、
とのことで、体内の塩分も過多で塩分を排出するカリウムが少ないとうつ病になりやすいということみたいです。
ちなみに女性の方がうつ症状が強かったのも、女性の方が体内のカリウムが少なく、男性よりも塩分とのバランスが悪かったからと考えることもできそうですね。(r = -0.25、P = 0.025)
また一方でカリウムを増やすような野菜中心の食事でメンタルが改善するという話もあるので、この結果には個人的に納得な感じです。
若い頃は特にジャンクフードのダメージが大きい!!
何でナトリウム過多でメンタルが悪化しやすいのか?についてもう少し細かく見ていくと、そもそもジャンクフードが『塩分:飽和脂肪酸(悪い油):糖質』の塊で、その悪影響が
- 脳へのダメージなる(認知機能の低下)
- 神経系へのダメージなる(ドーパミンのバランスが悪くなる)
- 腸内環境の悪化する
と考えられてるからなんですね。事実この3つが正常に機能することはメンタルヘルスにとても重要なので、かなり信憑性は高いのではないかと。
そしてジャンクフードの悪影響が大きいのはもちろんのこと、研究者によると
特に発達期の個体は、感情の調節とうつ病の根底にある神経器官に対する食事の影響に対して脆弱である可能性がある。
とのことでして、特に若いころは身体の成長が発展途上なだけあり、ジャンクフードの悪影響を受けやすいかもしれないんですね。まあこの研究では明確にはまだ分からないものの、個人的には有り得ない話でもないんだろうなと思う次第です。
この記事を見てる方の年齢層がいかんせん分からないですが、特に若いうちこそ飯には気をつけてもらえると後々いいことがあると頭の片隅に置いてもらえると嬉しいですね。
まぁ自分の中学や高校時代だと、お金なさ過ぎてマックでハンバーガー3つ(計300円)ドカ食いとかしちゃってたり、お菓子が主食みたいなところありましたからね、、、笑
今思えば後悔でしかないんで、皆さんはどうかそうならないようにお気をつけくださいませ〜(*¯ㅿ¯*;)