IQよりEQが高い方がストレスに強いし人生の成功率も高い!そんなEQを高める方法【その4】
こんにちは、なすびです。
だいぶ間が空いてしまいましたが、『EQを高める方法』【その1】【その2】【その3】の続きでございます。
「人生で成功するかどうかはIQよりEQの高さによって決まるし、何ならEQが高い方がストレスにも強い!」ということで、過去数回に渡って「EQを高める方法」についてお届けしてまいりました。
ざっと復習しますと、EQというのはざっくりいうと「感情をうまいことコントロールする力」のことを言いまして、そんなEQは以下の4つのスキルから成り立ってるという話でございました。
- 自己認識スキル:自分がどんな状況でどんな気分になりやすいのか?といった自己理解を深める能力
- 自己管理スキル:感情による衝動的な行動を出来るだけ理性的な思考で抑える能力
- 社会的認識スキル:相手の心情を正確に読みとって、理解や共感を示す能力
- 人間関係管理スキル:1〜3の能力を総動員して、円滑な人間関係が築けるようにマネジメントする能力
上記の数字が若いほどEQにとって重要なスキルであるため、当ブログでは特に『自己認識スキル』の内容を多めにまとめてまいりました。
『自己管理スキル』の内容も過去にまとめてまいりましたので、今回は残った『社会的認識スキル』『人間関係管理スキル』についてあっさり目にお送りしてまいります。
社会的認識スキルと人間関係管理スキル
まず『社会的認識スキルとは?』という所ですが、本書では『他者の感情を正確に読み取り、相手の心の中で何が起きてるのかを理解する力』という定義がされております。
別の言葉に直すと洞察力や共感力に近いですが、そんな社会的認識スキルが高い人は
- 周囲への目配りや気配りができる
- 自分とは意見が違っても、相手の立場を立てる
という特徴があるんだそう。接客業をやってる人は『社会的認識スキル』が高くなる傾向があるみたいなんですが、ここではとにかく相手のことをよく観察して、自分の考えや意見はいったん無視して相手の話を聞くことが重要なんだそう。
ただそうは言っても他者の気持ちを正確に読み取ろうとしても自分の感情が邪魔をして相手の視点で物事を考えられなくなることが多いため、ベースとしては『自己認識あるいは自己管理スキル』があっての『社会的認識スキル』であるというのは抑えておきたい所です。逆に言えば、自分の感情をコントロールできるようになると、相手に対してもっと理解を深めたり、共感できるようになるということですね。
ちなみに『人間関係管理スキル』は今までで話してきた『自己認識スキル』と『自己管理スキル』そして上記の『社会的認識スキル』3つを巧みに使って良い人間関係を築くスキルのことなんですが、内容的には『社会的認識スキル』と被るところが多いんで当ブログでは割愛します。
詳しくは参考書籍をご覧ください。
社会的認識スキルを高める3つの方法
ということで、以下より社会的認識スキルを高める3つの方法になってます。(本書では17つ紹介してます)
1.挨拶する時に相手の名前を呼ぶ
これはすでにやっている方もいらっしゃると思いますが、相手と会話する時になるべく名前を口にするという方法です。
- 「○○さん、おはようございます」
- 「○○さん、明日の1時までにこの仕事をお願いできませんか?」
人によっては当たり前なことすぎて幻滅するかもしれませんが、会話などで名前を呼ぶように意識するだけで相手に集中しやすくなり、結果として社会的認識スキルが向上するんだそう。
また名前で呼ばれると相手が自分に引き込まれやすくなったり引っ込み思案な人ほど自分から相手との壁を取っ払う方法でもあるんで、手軽な割りに人間関係の向上にも繋がるのはいいですよね。
自分も前に勤めてた職場はお客さんの名前を3回は呼ぶっていうルールのようなものがあったんですが、難しい会話をせずに少し距離を縮められる方法としては良いと思って使ってましたね。
2.ボディー・ランゲージを観察する
相手の感情は言葉や声のトーン以外にも、目つきだったり、こぶしに力が入ってたり、体を揺すったりといった仕草によってもわかることがあるため、この辺を観察することで社会的認識スキルを高めることができるんだそう。
例えば、
- 淡々と話してるけど目が笑ってない、何か嫌なことでもあったのか
- 足のつま先がパタパタしてる、急いでるんかな
- 目尻が下がってるタイプの笑顔だから多分心から笑ってるんだろう
といったように、ちょっとした仕草から感情を推測するようなイメージですね。
もし苦手な人といったように自分が直接関わってる人を観察して感情的になってしまうのであれば、街中を歩いてる人、レストランやスーパーといった公共の場にいる人たちがどんな風に振舞ってるのか?を観察するのも、社会的認識スキルを上げる練習なるんだそう。
映画やドラマの登場人物を観察してもOKみたいなので、人間観察は比較的手軽で良いですね。
3.自分の読みが正しいのかを確かめてみる
相手の感情を声や仕草なんかから察知できたなら、相手の考えを何となく推測した上で確認をとってみると良いん出そう。ただその確かめ方に注意であるということで、例えば、いつも声のトーンが低く少し俯いてるように見える友人あるいは同僚がいたとすると、
- 「大丈夫?元気?」と声をかけると「大丈夫」と言われて終わってしまう可能性がある
- 「なんか落ち込んでるように見えるけど、何かあった?」という「雰囲気からの推測+率直な質問」だと心のうちを割ってくれる可能性がある
とのこと。後者で話かけた結果心を開いてて話してくれれば良しですし、話してくれなかったとしても手を差し伸べた事に価値があるんだそう。
言葉や表情だけだと相手の考えてることがわからないということは多々ありますが、それこそちょっとした仕草に何らかのヒントはあるとのこと。それでも正しく相手の心を読めているかどうかは相手に聞いてみないとわからない部分はあるため、今までの人間観察といった上記の2ステップが確認した時にあっている確率を上げてくれるという認識でよろしいのではないでしょうか。
まとめ
ということで、『社会的認識スキル』をメインにまとめてまいりましたが、このシリーズはこれで終わりです。
他に気になるところで言えば「今この瞬間に集中することの重要さ」は全てに対しても当てはまるところがありました。まあ過去や未来の考え事で今に集中できてないと相手を観察する余裕もなくなってしまうので、こういった『マインドワンダリング』の対処法についても過去の記事を参考にしてもらえると幸いです。
ちなみにほとんど触れてこなかった『人間関係管理スキル』を高める方法については、
- 「ありがとう」といった思いやりのある言葉をつかう
- 相手に対して好奇心を持ち、相手を認める
- どうしてこういう判断をしたのかを相手にしっかりと説明する
- 自分から自己開示をしていく
といったもので、基本的には今まで紹介してきた3つのスキルを組み合わせでございます。まあ読むだけでも何となくわかる部分もありますし、なんか他の自己啓発本でも聞いたことがあるような、、、、と思う方も多いと思いますので、詳しくは冒頭の参考文献をご覧ください。
自分のEQはそこまで高くないため不足の事態でパニックになりがちなんですが、正直この内容は高校の義務教育で学びたかったですね、、、(泣)