【クロノタイプ】自分が朝型か夜型か知っておくとパフォーマンスが最大化するんじゃない?っていう研究
こんにちは、なすびです。
今回は『クロノタイプ』についてのお話でございます。
『クロノタイプ』っていうのはざっくりいうと自分が活動するのに適した時間サイクルのことで、例えば
- 朝型:朝の7時に起きて、9時から学校、夜の11時に寝る
- 夜型:朝の12時に起きて、1時から仕事、夜の3時に寝る
といったような感じで、どの時間帯で最もパフォーマンスが高くなるのかは人それぞれ。
似た意味の言葉だと「生活リズム」とか「体内時計」が使われたりしまして、日常的にも「徹夜や海外旅行で体内時計が狂ってしまった!」なんて話をするんじゃないでしょうか。
クロノタイプって実は遺伝的要素が強い
理想の生活リズムとしては『朝7時に起きて夜の11時くらいに寝るのがベスト!』なんて話は耳にするかと思うんですが、それに伴い「朝昼晩の食事タイミングが重要」とか「ゲームで夜更かしするのはよくない」っていう話もよく聞くはず。
で、今回はそういう話をしたいのではなく、このクロノタイプは最近の研究では
- ほとんど遺伝子によって決まってる
っていうことが分かってきてるんですよ。
極端にいうと、自分のパフォーマンスが最大化されるタイミングは遺伝子レベルで決定されてるから、食事や睡眠のタイミングでコントロール出来ることではないんじゃないかと。
朝型の遺伝子を持っている人ならどうあがいても夜型の生活リズムに適応出来ないし、その逆も然りということになるので、「みんな朝7時くらいに起きて11時くらいに寝るのがベストだ!」っと言い切れるわけではないってことですね。
かく言う自分も、過去に朝6時に起きてジムに行くという超朝型生活を試みたことがあったんですが、1ヶ月も立たないうちに挫折。これもクロノタイプに合わせて活動していなかったのが原因かもしれません。
クロノタイプ外の時間で生活するとパフォーマンスが落ちるのでは?
で、実際に有名科学誌Natureに掲載された論文では『クロノタイプ外の時間で活動するとパフォーマンスが落ちるのか?』について調べていて面白かったのです。(P)
この研究では14894人の大学生を対象に3つのクロノタイプに分類してまして、「ソーシャル時差ボケと学業成績」との関係をチェックしてくれてます。
- 朝型(12時前にパフォーマンスが最大になる)
- 昼型(12時〜17時)
- 夜型(17時以降)
ちなみに『ソーシャル時差ボケ』というのは、自分にとって適した生活リズムで活動してないせいでパフォーマンスが低下しちゃう現象みたいな感じです。
大学の授業は受けるタイミングが比較的自由なわけなんですが、要するに朝型なんだけど夜から授業を受けている人は朝型で朝から授業を受けてる人より成績が低くなるんじゃないか?っていう仮説を立てたんですね。
で、この研究では参加者を2年ほど追跡し、上記の関係について調べてくれてるんですがそんな結果はというと、
- 50%の大学生はソーシャル時差ボケのせいで授業時間までにパフォーマンスを発揮できていなかった
- 約10%の大学生はパフォーマンスが最大のタイミングで授業を受けられていなかった
とのことで、自分のクロノタイプにあったタイミングで授業に参加し、自身のパフォーマンスを存分に発揮していた学生は全体の40%だけだったそう。自分のコンディションが良いタイミングで授業を受けられてないのはちょっともったいない感じがしますね、、、。
そしてこのソーシャル時差ボケは大きくなるほど学業成績の低下と強く相関していることが明らかになったんですが、他にわかったことはというと
- 女性の方が男性に比べて早い時間に授業を受けていた
- 年齢が10増えるごとに授業を受ける時間が早まっていく
- 夜型の人は朝方や昼型に比べて成績が低い傾向にあった
とのこと。
授業の選択タイミングがある程度自由といっても、基本的には朝方や昼型に授業タイミングに寄るため、夜型の人は不利になっちゃうんだそう。やはり自分のクロノタイプにあってない時間に活動するとどうしてもパフォーマンスが落ちてしまうのかもしれません。
自分のパフォーマンスを最大化する【クロノタイプ診断】
とりあえず「自分は何時から何時の幅で活動するとよりパフォーマンスが最大化されるんだろうか?」について知っておくだけでも吉ということで、以下クロノタイプ診断になってます。
5分くらいで終わりますんで、よかったらやってみて下さい。
まぁクロノタイプが夜型だと学校生活やサラリーマンのような時間で生活するのがキツかったりもするんで、そういったクロノタイプに合わせて学校とか仕事を選んでみてもいいかもしれませんね。
ちなみに自分はガッツリ昼型でした。そりゃ超朝型生活が続かんわけだな、、、。