「頭痛薬で不調に?」サリチル酸不耐症とは?
頭痛薬で体調不良に??
こんにちは、なすびです。
今回はサリチル酸不耐症についてまとめていきまーす。
サリチル酸不耐症とは?
サリチル酸は有機酸の1種になりまして、主に頭痛薬といった鎮痛剤やニキビの治療薬なんかに使われる成分のひとつです。具体的にはアスピリン系の頭痛薬(バファ〇ン)や食品にも含まれてますね。
でもってそんなサリチル酸で体調不良を起こしてしまう人が一定数いるようで、頭痛薬で鼻ずまりや腹痛を起こしてしまうような方は、サリチル酸に敏感な体質(サリチル酸不耐症)で可能性があるとのこと。
サリチル酸は食品から取れば1日10〜200mgに収まるんですけど、頭痛薬からだと325〜650mgと含有量が倍以上になってしまうんですね。(p)サリチル酸に敏感な人にとっては頭痛薬で不調を起こしても仕方なさそうな印象ですね。( ´• •` )
かといって当てはまる人はグルテン不耐症より少ないと言われているので、かなりレアなケースではあると思うのですが、「頭痛薬を飲んで不調を起こしたことがあったような、、、」と思い当たる節があれば知識として抑えておくと良いのではないでしょうか。(p)
具体的にはどんな症状が出るのか?
サリチル酸不耐症の人がサリチル酸を取りすぎるとどうなるのかといいますと、
- 鼻詰まり
- 喘息
- 下痢
- 腹痛
- 腸の炎症(大腸炎)
- 皮膚のかゆみ
- じんましん
なんて症状が出たりするんだそう。(p)
また腸内でガスが発生したりして、お腹が痛くなることもあるんだとか。
含まれて食品は?
ここては主に含まれている食品について書いていきますが、これがなかなか大量にあるんですよね、、、。(1)
・果物
オレンジ、みかん、レーズン、プルーン、アプリコット、ブラックベリー、ブルーベリー、いちご、クランベリー、ブドウ、パイナップル、チェリー、プラム、グアバ
・野菜
ブロッコリー、さつまいも、キュウリ、オクラ、チコリ、大根、ズッキーニ、クレソン、もやし、ナス、スカッシュ、ほうれん草、ソラマメ
・スパイス系
カレー、アニス、カイエン、ディル、ジンジャー、オールスパイス、シナモン、クローブ、マスタード、クミン、オレガノ、ピミエント、タラゴン、ウコン、パプリカ、タイム、ローズマリー
・その他
といった感じです。
こう見ると、メンタル的に優秀な食品が結構含まれていたりしますね〜。
サリチル酸は取り除くべき?
サリチル酸不耐症の場合、食事などからサリチル酸を摂取しないような食事に変えていくイメージがありそうですが、一概にもそうとは言えなかったり。
何せサリチル酸には病気を抑えてくれる側面もあったりしますし、サリチル酸が含まれる食品は栄養価が高いものも多いので、取り除くデメリットもあるわけですね。(p)
実際子供を対象にした研究では「サリチル酸の除去食で栄養不足になってしまった!」なんて報告もあるので、そこまで取り除こうとするべきものなのか?は判断が難しそうです。(p)
またもちろん健康な人であれば気にする必要はないものの、頭痛薬で上記のような症状がある場合はサリチル酸を多く含むスパイス系や薬品の使用を抑えてもらって、専門家に相談するという形がよろしいと思います。
自分もコーヒー、ブロッコリー、ナッツ、ブルーベリーとかはメンタルのために毎日食べてるんですけど、これはちょっとサリチル酸取りすぎかなとちょっと思ったり、、、。まあこれといった不調はないので、とりあえずは気にしないスタンスでいこうと思います(`・ω・´)
参考文献
(1)https://jandonline.org/article/S0002-8223(10)00425-6/fulltext