5分で出来る睡眠改善法が意外と盲点だった件
こんにちは、なすびです。
「睡眠時間よりも睡眠の質を高めたいよね〜」っと思う昨今なんですが、当ブログで紹介してる睡眠の質を高める方法って若干ハードルが高かったりするもので、具体的には
- 考え事で眠れないなら寝る前にその内容をノートに書きまくろう
- メラトニンといったサプリを使ってみよう
- 食事に気を使い腸内環境を整えよう
といったあたり。この辺は科学的も効果ありとされてるんですが、少しお金もかかるし手間だしでネックな部分があるわけですね。
で、今回はもうちょっと軽い目のやつはないかな〜と思ったところ、誰でも超簡単に出来る睡眠改善法が意外と盲点だったのでまとめておこうと思います。
部屋の換気で睡眠の質が高くなるぞ!
これはデンマーク工科大学の寮で生活をする30人の男女を対象に行われた研究になりまして、「寝室の空気の質が睡眠の質にどんな影響を与えるのか?」について調べたものです。(P)
この研究では2つの実験が行われてるんですが、ざっくりとした内容はこんな感じ。
- 寝る前に窓を開けて換気をする
- 音がうるさくない専用のファン(換気扇)で換気する
- その上で室内のCO2濃度と参加者の睡眠の質をチェックする
換気を怠ると室内のCO2濃度が高まることから、研究者は『室内のCO2が多いと睡眠の質が下がるのではないか?』という仮説をもとに換気による睡眠の質の変化を調べたんだそうです。
もちろん空気の質は室内のCO2だけでなくちょっとした大気汚染は室内でも発生しちゃいうので、慢性炎症の観点から考えても換気が睡眠の質に影響を与える部分は確かにありそうですね。
ということで『窓を閉めた状態のグループと換気したグループで睡眠の質に違いはあったのか?』と結果を見ますと、
- みんな窓を開けたほうが空気が新鮮だと感じでたし、実際に窓を開けるか開けないかで室内のCO2濃度に3〜4倍ほど差があった
- 実際に窓を開けたグループの方が寝付き早く、翌日の眠気が少なかった
- 集中力が高まり、論理テストでのパフォーマンスも高かった
とのこと。窓を開けて換気しただけなのに睡眠の質が上がるのは手軽な割に効果が大きくて良さそうですね。
今のような寒い時期はエアコンといった暖房器具を使用しますし、ましてや寒過ぎて寝る前に換気しようとも思わないはずなんで、個人的には盲点だったな〜と思う次第です。
で、ちょっとした注意点としてはこの研究が25C°くらいの暖かい気温で行われてるんで、冬の時期は肌の乾燥問題とトレードオフだったするですよ。つまり換気するタイミングって大事だよねって話なんですが、この辺は風呂に入ってる間のように別の何かをしてる時に換気したり、換気中は別の部屋で過ごしたりしてあげると良さそうです。
また換気が寝る直前過ぎても寒過ぎて目が覚めちまいますんで、タイミングとしては寝る2時間前くらいが良いんじゃないでしょうか。
ちなみに空気清浄機にはCO2を室外に出す機能はないので、アナログですが感染症対策も合わせて定期的に窓を開けるのがよろしいかと思う次第です。