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心配性な元セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

クルクミンでメンタルがこんなに改善するんですか!?っていうメタ分析の話


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こんにちは、なすびです。

 

カレー粉に含まれるクルクミンでメンタルがかなり改善するかもしれんよ!っていう研究が興味深かったのでまとめておこうと思います。(P)

 

これは2019年に発表された論文になりまして、過去に行われた『メンタルとクルクミン』に関する適格な9件の研究をまとめてうえで一つの大きな結論を出したメタ分析になってまして、内容としては、

 

  • 531人の参加者のデータをもとにクルクミンがうつ病に効くのか?
  • 284人の参加者のデータをもとにクルクミンが不安に効くのか?

 

について調べてくれてました。

 

クルクミンとメンタルの関係を調べた研究にしてはかなり規模が大きめな研究だな〜と思うんですが、一方で含まれた研究によって差があるのが少しネックでもありまして、具体的には

 

  • 実験の期間が4〜12週間と幅がある
  • クルクミンの使用量が違う(1日150mg〜1500mg)
  • 効果を図るアウトカムがバラバラ(BDI、HAM-Dとか)
  • サンプル数がちょっと少ない

 

あたりはクルクミンの効果が大きく見積もられすぎたり、逆も然りといたことになりやすそうです。が、とはいえ現状のデータとしてはかなり参考なるかと思う次第です。

 

ということで、足早に結果を見ていくと、

 

  • クルクミンがうつ病の症状が有意に改善した【Hedge's g = -0.75】
  • 不安症状もガッツリ改善してた【Hedge's g = -2.62】

 

といった感じで、『クルクミンってそんなにメンタル改善してくれるの!?』っとかなり驚いちゃいました。というのも効果量の『Hedge's g』って0.7以上になることがそうそうないんで、このレベルの数値を見るとおお〜っとなってしまうんですね。

 

まあ不安症状の改善結果は参加者の数が増えたり、これから出てくる研究を改めて統合し直したら効果が減っちゃいそうな感じはするんですが、それにしてもうつ病の症状の方は高い効果が出てるんじゃないでしょうか。

 

 

 

クルクミンで脳の炎症が和らぐ??

でもって、なんでクルクミンでうつ病や不安の症状が和らいだのか?についてですが、やはりクルクミンの抗炎症作用のおかげではないかという仮説が立てられてました。

 

というのも『うつ病のようなメンタルの疾患は脳で炎症が原因なのではないか?』という研究があるため、クルクミンが脳の炎症を減らして気分を改善してくれている可能性は十分にある訳ですね。

 

クルクミンの摂取はカレーのスパイスやウコンなんかにも含まれてますが、その辺からの摂取しようとする少しコスパが悪いので使ってみるならサプリメントをおすすめします。

 

容量としては以下のサプリを1日1粒から始めると先のメタ分析の容量の中間(150mg〜1500mg)をとるのが無難な感じで良さそうです。最近憂鬱感がやばすぎるという方は試してみてもいいかもしれません。

 

個人的にはアンチエイジング目的で試してみたいな、、、。

 

 

Doctor
製造元 ドクターズベスト
 
 
 
Now Foods, クルクミン、ベジカプセル60粒