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心配性な元セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

【後編】気付かないうちにやってるかもしれない、 他人に悪い印象を与える6つの行動


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こんにちは、なすびです。( ˙꒳​˙ )

 

というわけで、前回の続きです。ざっくりな復習にはなりますが他人に悪い印象を与える行動には6つの特徴がありまして、前回

 

  1. 『視点取りの失敗』:自分が楽観的に考えてることについて相手がどう思っているのかを上手に推測ができない
  2. ナルシシズム』:相手を蹴落としてでも、自分の優位性を保とうとする支配的な行動
  3. 『傲慢』:自分にとって都合がいいことを相手に強要する

 

なんてところを見てきました。今回の後編では残りの3つを見てまいります!!

 

 

 

4:『謙虚さ自慢』〈Humblebragging〉

これは言葉の通り、謙虚さを自慢するようなことを言うんですけど、先に例を見ていくと

 

  • 俺数学すげー苦手なんだよな、他の教科は90点以上なんだけどさ〜(自慢を謙虚で包む)
  • ねぇ聞いて、今月の夫のボーナス70万円に減額されちゃって、ホント信じられないよね〜(自慢を不満で包む)

 

既にちょっとイラっとする言い回しだと感じる人はいると思うんですけど、謙虚さ自慢というのは定義的には周りに対していい印象を作りつつ、自己イメージを守るための手段という感じです。まあつまるところ周囲に自慢しつつも「謙虚に振る舞ってる自分がかっこいい!」と下心がバレないように取り繕うみたいな感じですね。

 

しかしながら、これも結局のところ自分の自慢話を不満や謙虚さというオブラートで包んでるだけなので、聞き手はどうしても嫌な印象を与えてしまうわけなんですが、当の本人としては自慢話で自己満足を得つつ、謙遜してる自分は相手に好意的な印象を与えてる!と思っているので、自分と相手の気持ちのギャップがなんか辛いっすね、、、。

 

この辺は研究者いわく、

謙虚に自慢することは、相手に対して能力の高さを示すどころか、単に自慢する人よりも能力が低いと認識される。これらを総合的にみると、誠実さの認識が印象管理の成功の鍵を握っていることがわかります。そして一般的には、印象管理戦術の成功は自己プレゼンターが下心を隠せるかどうかにかかっている。

ということで、謙虚自慢をするくらいなら普通に自慢する方がマシな印象を与えるんだとか。

 

これは誠実性に悪影響があるからと考えられてるんですが、実際に年収が高い人は誠実性が高く、ナルシストはお金に困る傾向があったりするので、人から信頼を得るために誠実性が重要なのは間違いない感じなんですよね。(p)

 

そんな下心のある謙虚は誠実な印象を台無しにしてしまうので、人に嫌な印象を与えるということになりそうです。まあ謙虚自慢するにしても下心バレないようにしてねっといったところでしょうか(笑)

 

5:『偽善』〈Hypocrisy〉

偽善者なんて単語を既にご存知の方も多いと思いますが、ここで言う『偽善』というのは言動と行動があってないことになりまして、これも例えば、

 

  • 「ゴミのポイ捨て信じらんないよな〜」とか言いつつ、自分もタバコをポイ捨てしてる
  • 「友達との約束は絶対守るから」と言ってたやつが、当日ドタキャンする

 

ということで、これも相手に悪い印象を与えるのは間違いないかと 。ちなみに偽善のような行為に関しては言動と行動にギャップがあるので、普通にタバコを捨てるよりも印象が悪いんだそう。

 

これもかなり当たり前かと思いますが、人に悪い印象を与えないためには言ったことは出来るだけ守るべきですし、約束出来なければ下手に大口を叩かない方がよさそうです、、、。(´・ω・,`)

 

 

 

6:『手の平返しの褒め言葉』〈Backhanded compliments〉

これに関しても先に例を見た方がわかりやすいと思うので、1例を上げますと

 

  • 実習生にしては仕事できるね
  • このくらいの仕事、課長なら余裕ですよね
  • うちの会社だと、先輩はモテますよね

 

といったように、部分的に否定してから褒めるので、なんか感に触る言い方だと思う人が多いかと思います。

 

これもナルシストにおいてよくあることみたいなんですけど、心理的なプロセスとしては

 

  • 他人を褒めてる自分は、周りから見て印象がいいだろう
  • でも自分より優れていることは認めたくない

 

という心理が働いて、このような言い回しになってしまうんだとか。

 

この辺も研究者曰く、

このような『手の平返しの褒め言葉』受けた本人、そしてその様子を見ている第三者からしてみれば、この言動は自分の優位性を主張するための戦略的な下馬評と見なしているため、アクターにはどちらも与えない。

とのこと。相手からの信頼、そして周囲からの印象をのようにその環境における地位も得られないとのことで、「この人は他人からの目を気にしてんだろうな〜」と思われると尚更印象が悪いんだそう。

 

まあこういう言い回しをしない方が良さそうな感じではあるんですが、やるにしても相当上手くやらないと相手に悪い印象を与えそうな感じです、、、。

 

まとめ

そんなわけで「他人に悪い印象を与える6つの行動」について色々と書いてきましたが、ざっくり復習しますと、

 

根本的な所としては

 

 

前者に関しては誰にでも間違えることはあるものの、ナルシシズムに関してこじらせるとかなりまずい感じです。

 

そこからさらに派生していくと

 

  • 『傲慢』:自分にとって都合がいいことを相手に強要する
  • 『謙虚自慢』:自慢話を謙虚さで隠す
  • 『偽善』:言ってることとやってることが違う
  • 『手の平返しの褒め言葉』:相手の有意を認めたくないので、否定的な褒め言葉を使う

 

といったところに繋がり、他人に悪い印象を与えることになると。これに関しては本人が気がついてればいいんですけど、そもそも気がついてない可能性が高いのが難点でありますね、、、。

 

まあ何にせよ、これらが嫌われそうなのは間違いないんで、「この6つをやってないかどうか?」について考えてみてるだけでも、相手に良い印象を与えるところに繋がると思いますで、是非意識してみてください。

 

PS.素直に考えてみる方はそもそも嫌な印象を与えない誠実な方が多いと思いますが、、、(*¯ㅿ¯*;)