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心配性な元セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

健康食品で不健康になる一番の理由とは?

こんにちは、なすびです。

 

先日のサプリメントに繋がりで、今回も健康食品関連です。

 

テーマ

健康食品で不健康になる一番の理由とは?

 

  • 健康食品は不健康に元?
  • 「サラダを注文すれば、ハンバーガーを食べる罪悪感が半減する」というモラルハザード
  • 大事なのはビタミンCじゃなくて、レモンそのものだ!
  • まとめ

 

健康食品は不健康に元?


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最近は健康食品アンチな内容を書くことが多いですが、健康食品っていうのは何かと

 

 

というのは、過去に書いてきた通りでございます。

 

「健康食品で健康になれるのか?」という問題はデータがあまりないのが現状なので、お医者様ですらよくわからない状態にあるわけですね。僕自身も青汁といった健康食品の道は通ってきたわけなのですが、体感的にも効果があったのかよくわからない感じ。

 

結局「健康食品が栄養的な面で体に良いのか悪いのか?」はまだわかりませんが、「健康食品のデメリットって、栄養面以外にあるんじゃない?」ということについて、今回は書いていこうかと思います。

 

 

「サラダを注文すれば、ハンバーガーを食べる罪悪感が半減する」というモラルハザード

まず健康食品で不健康になる一番の理由は「モラル・ライセイシング」と「モラルハザード」といった、心理的な部分の影響が多いかと。この2つをザックリ説明すると「良いことしたから、少し悪いことしても良いよね」みたいな心境になりまして、例えば

 

  • サラダ食べたから、ハンバーガーを食べて大丈夫
  • マルチビタミン飲んでるから、タバコ吸っても大丈夫
  • 野菜ジュース飲んでるから、野菜食べなくても大丈夫

 

みたいな感じ。

 

おそらく皆さんにとっても馴染みがある現象かと思いますし、タバコ以外は実際に自分が経験してきたことになります。(笑)ファーストフード店でサラダとか頼めば、ハンバーガー食べる罪悪感ってちょっと減ったりするじゃないですか、、、。あれ、不思議ですよね(´ー`)

 

さて、そんな「カラダに良いことをやったから、カラダに良くないことしても平気でしょ」というモラルハザードですが、健康食品と組み合わせるとどえらいことになってしまいます。

 

サラダがカラダに良いのは確実なので、サラダのメリットとジャンクフードのマイナスでプラマイゼロ感はありますが、健康食品は意味がないものも多いので、むしろマイナスでしかない可能性が大。意味のない健康食品とジャンクフード組み合わせても、ひたすらジャンクフードのダメージが蓄積していくばかりであります。しかも本人が問題ないと思っているなら、なおさらカオスな状況なわけです、、、。

 

一年前の自分は完全にカオスな状況にいたわけなのですが、つまり手軽な健康食品が出たことで、モラルハザードも起きやすくなっているんですよね。「野菜ジュースを飲んでるから野菜食べなくていい」といった感じで、意味のない健康食品が出てきたせいで真の健康から遠ざかるみたいな感じです。気持ちはとてもわかりますが、自分を含めて「何のために野菜ジュースを飲んでいるのか?」ということを、もう一度考えてみる必要がありそうですな、、、。

 

 

大事なのはビタミンCじゃなくて、レモンそのものだ!

健康食品のモラルハザード問題に関連でしていることとしては、「成分主義」の悪影響も大きいかと。成分主義というのは、読んで字のごとく成分に注目する考えのことでして、例えば「レモンのビタミンCがカラダに良くて、」とか、「緑茶のカテキンが、、、」みたいな感じです。

 

当ブログはそんな「成分主義」反対派でして、何を隠そう、成分に注目し過ぎる寿命が縮む恐れがあるからなんですね。

 

過去の例で言えば

 

 

といったことがありまして、食品の成分に注目しすぎると健康を損ねる可能性があるわけです。

 

 

またサプリメントとは逆のもったいないパターンとしては

 

  • フルーツ含まれてる果糖はカラダに良くないが、フルーツそのものはカラダに良い

 

といったものが挙げられるかと。

 

果糖は血糖値を上げるという面ではカラダに良くないですけど、フルーツで果糖を摂取すると血糖値は変動が意外と穏やかで、糖尿病の予防になったりします。(p)また果糖そのものは体重の増加を促しますけど、フルーツそのものを食べているとダイエット効果がえられたりもするわけですね。(p)おそらく食物繊維系の影響だとは思うのですが、「果物は果糖が含まれているから太る」という成分重視の認識だと、こういったメリットを逃してしまう可能性もあるわけですね。

 

そんな成分重視な考え方について、イエール大学予防医学センターのデビット・カッツ先生によれば、

食品中の成分に気をとられたため、本当に栄養のある食品を摂取しないという失敗を犯している 

とのこと。

 

成分主義で健康を損ねることもあるので、自分としてはこれからも「食品そのものに注目する」というスタンスは大切にしていきたいと思いますね。

 

 

まとめ

そんなわけで色々書いてきましたが、「健康食品で不健康になる理由」をまとめますと、

 

  • 健康食品のせいで、ジャンクフードに対する罪悪感がなくなる
  • 栄養素に注目しすぎて、効果がわからないサプリや健康食品に手を出す
  • 健康食品で健康になったつもりになり、本当の健康に必要なものに手を出さなくなる

 

という感じです。

 

一番の悪影響は「本当に健康なものに手を出さなくなり、不健康なものに手を出しやすくなってしまう」ということです。先の例で言えば、野菜ジュースのせいで野菜を食べなくなったり、ビタミンCサプリ飲んでればハンバーガーはOKみたいな感じですね。

 

自分も「冷食パスタのアンバランスは青汁でチャラだ!」なんて考えていた時があったので、気持ちはすごいわかります。(笑)結局チャラにはなってなかったんですけど、この悪循環は自分が経験してきたことなので、皆さんには経験して欲しくないところです。

 

また健康食品でメリットが得られるという例外がいくつかあるものの、やはり食品で摂るのが安全だと思うので、メンタルヘルスのためにも皆さんはなるべくちゃんとした食事での摂取をお願いします。(^-^)