オーガニック食品が身体に良い!はどこまで本当なのか?
こんにちは、なすびです!
今日はオーガニック食材について書いていこうと思います。
テーマ
今はまだオーガニック食材は買わなくていいのかも
オーガニック食材とは?
オーガニックと聞くと何かと体に良さそうなイメージがあると思います。「オーガニックコーヒー」とか「有機野菜」とか、飲食店などで見かけることも多いのではないでしょうか?
そんなオーガニックってなんなのかというと、ざっくり言えば「安全、健康、美味しい」を売りにしている食材で、地球などの環境にも気を使っている食材のことです。
非常に良いところいっぱいあるオーガニック食材ですが、欠点をあげるとすれば普通の食品に比べると値が貼るところかと。
実際どのくらい値段が違うのかといいますと、
普通の人参:一本 50円
オーガニック:一本 150円
3倍近く差があるんですな。(参考 Amazon)
自分もお金があるならオーガニック食材を生活に取り入れていきたいとは思っているのですが、なにせ価格が高くて悩みでおります。
まあそんななかで気になったのが「そもそもオーガニックは普通の食材と比べると、どれだけ健康にいいのか?」というところであります。
人参の例で言えば、価格が3倍も違うのであれば、正直3倍、いや2倍くらいの健康効果欲しいところですし、もしあまり大差がないならオーガニックじゃなくて、普通の野菜でも良いのではとなるわけですね。
そんなわけで今回は「オーガニック野菜って普通の野菜に比べてどのくらい体にいいの?」、「オーガニック野菜は買いなのか?」について書いていこうと思います。
オーガニックは健康上のメリットはない!ロンドン大学の主張!
早速悲報にはなるものの、オーガニック食材に目立った健康メリットはないと主張しているのがロンドン大学でございます。(p)
このロンドン大学が行った研究のポイントとしては
- 1958年から2008年の間にまでの50年間の論文を調査した
- 162件の文献を用いたメタ分析
といった感じでして、観察研究の中でもデータの信頼度はなかなか高めなところかと。
これらののデータを解析したところ、従来の食品とオーガニックの栄養価に違いはないと結論づけておりまして、研究者にいわく
従来の方法で製造された食品よりも有機的に製造された食品の選択を支持する証拠はありません。
とのこと。
オーガニックが体にいいことを証明するデータは現状特にないし、オーガニックが体に悪いと証明するデータもないわけで、つまりはよくわからんといった感じなわけですね。
スタンフォード大学もそれに賛同!
さらに追い討ちをかけるようにスタンフォード大学からも論文が出ております。(p)
こちらも同じように過去のオーガニック食材に関するデータを集めたものになりまして、
- 1966年から2009年の50年間で論文を調査
- 人を対象とした17件のデータと食品の栄養素や汚染レベルを調査した223件のデータのメタ分析
となっております。
この研究でわかったことはと言いますと
- 栄養価は特に差がない
- オーガニックの方が残有農薬は低いが、その差はわずか
- 大腸菌に汚染される確率はどちらもかわらない
となっておりまして、基本的には先のロンドン大学の見解ともかわらない感じ。
確かに残留農薬はオーガニックのほうが少ないみたいなのですが、そこまで気にするような差ではないんだとか。
また2010年に行われたメタ分析でもでもオーガニック食材に対して、同様な見解となっておりますので、オーガニック食材は微妙かもしれないという印象をもってしまいますね〜。(p)
結局 普通の野菜食べればいいんじゃないか?
そんなわけでオーガニック食品を買うべきなのかについて書いていきましたが、個人的には「お金をかけてまで、買うものでもないのかな」というスタンスです。論文でも述べられていた通り、値段は高いけど栄養価は普通の野菜と変わらなそうだし、農薬の影響もそこまで心配なさそうなんですよね〜。
しかしながら現在の科学データでは「オーガニック食品は健康だ!」とも言えないし、「意味がない!」とも言えない感じなので、もっといい感じのデータが出るまで本格的に手を出すのは待った方がいいのかと思います。(p)
ただオーガニックの良さは美味しさとか地球の環境に気を使っているとか、栄養面以外の点もあると思うので、そちらを重視したい方はオーガニックを買っていただければと思います。
とりあえず僕はしばらく普通の野菜でいいや笑
まとめ
オーガニック食材は買うべきか?
Q.栄養を気にする方は?
A.買わなくてよさそう
Q.農薬を気にする方は?
A.そこまで差はないから気にしなくてよさそう
Q.環境を気にする方は?
A.ぜひ買ってください
Q. 美味しさを気にする方は?
A.おそらくオーガニックのほうが美味しいかと