【オイルプリング】ココナッツオイルはマウスウォッシュより口臭予防になる!はどこまでホント?
こんにちは、なすびです。(`・ω・´)
今回は『ココナッツオイルのオイルプリングとマウスウォッシュはどちらが優秀なのか?』について調べた研究があったのでまとめておこうかと。
『オイルプリング』というのはココナッツオイルやひまわり油といったオイルで口をゆすぐことなんですが、インドなんかではこれをやることによってオイルが口内の細菌を絡め取り、吐き出すことで口の中が綺麗になるのではないかと考えられてたりします。
しかしながらオイルプリングがマウスウォッシュといった他の口臭ケアと比較してどのくらい効果があるのか?についてはわかってないところも多いので、今回はその辺について参考になりそうなデータをまとめておこうと思います。
ココナッツオイル VS マウスウォッシュ
これは60名の若い男女(DMFスコアは1~2)を対象にしたRCT研究なんですが、まずはそんな参加者を3つのグループに分類してます。(P)
- 10mlのココナッツオイルで10分間、口をすすぐグループ
- 5mlのクロルヘキシジン(マウスウォッシュに含まれる抗菌成分)で1分間、口をすすぐグループ
- 蒸留水5mlで1分間、口をすすぐグループ
どのグループもタイミングとしては朝に歯磨きする前にそれぞれのアイテムで口をゆすいでもらってます。
そして研究の1日目と14日目に参加者から唾液を採取しまして、口内の細菌の数にはどんな変化があったのか?を上記の3つのグループで比較してくれたんですが、そんな結果はこのようになりました。
※図は同論文のものを引用し、筆者が手を加えたものです。
見たところ
- 蒸留水のグループにはほとんど差がない
- ココナッツオイルやクロロヘキシジンに関しては、変化量だけ見ると同じくらい口内細菌が減ってる(それぞれのP値0.0256、 0.0013)
という感じで、ココナッツオイルは薬用のクロロヘキシジンのマウスウォッシュにも負けないと優秀な印象を受けますね。
ちなみになんでココナッツオイルがクロロヘキシジンと同じくらいの効果があったのかについては、ココナッツオイルに豊富に含まれるラウリン酸が口内の抗菌作用を促進してくれてるかもしれない!ということなんですが、研究者曰く、
ココナッツオイルはクロルヘキシジンより後味が残らない、アレルギーを引き起こすことがないといった利点もあり、手軽に入手できることも考えればクロルヘキシジンの5~6倍の費用対効果があります。
〈中略〉
現在のところ、治療の補助としての使用は推奨できませんが、口腔衛生を維持するための予防的な家庭療法として検討することができます。したがって、食用油を用いたオイルプリングは、自然で安全で副作用がないため、口腔衛生を維持するための予防的な在宅治療として利用することができます。
とのこと。
クロルヘキシジンと比べると元々食用だから安全性が高いのは緑茶と同じですが、それにしても費用対効果が5倍っていうのはなかなかすごいのではないでしょうか。
まあオイルプリングだとやるのに時間がかかるのはネックですが、元々自宅でココナッツオイルを使ってる人は口臭ケアなどに使ってみるのはアリかもしれませんね。
自分も口臭ケアは緑茶とココナッツオイルの二刀流でいこうかな〜。
※ココナッツオイルは化粧品のようなタイプではなく、あくまでも食事に使うものをお使いくださいませ。